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水虫薬歴史市場シェア

2026年7月31日歴史・グラフ更新

水虫薬は、梅雨から夏場にかけて需要が高まるカテゴリーのひとつ。2000年以降、スイッチOTC成分を配合した商品や、かゆみ止め成分、殺菌成分、消炎成分、尿素といった機能性の高い成分の配合により、市場は成熟したカテゴリーへと変化していった。このコンテンツでは、ライフスタイルの変化とともに水虫薬の歴史を紐解いていく。

※本文中の商品情報(特長・価格・キャッチコピーなど)は、発売当時の製品に関するものです。

~1970年代下駄や草履から靴へ・・・生活様式の変化で水虫が増加

日本での水虫のはじまり

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水虫の語源は江戸時代にさかのぼる。水田での作業時に手足に水泡ができてかゆくなることから来ており、当時は正体不明の虫が足にたかり、かゆくなるものと考えられ、「水虫」「田虫(たむし)」と呼ぶようになったといわれている。現在の水虫薬の効能・効果にも「いんきんたむし」「ぜにたむし」などが見られる。

日本で水虫を病気として研究し始めたのは1890年代になってからで、その後、1918年に東京大学皮膚科教授の太田正雄博士が、水虫の原因菌である白癬菌と呼ばれるカビを分離培養したのがはじまりとされている。白癬菌は、皮膚の角質層にすみついてたんぱく質を栄養源に繁殖していき、温かく湿った環境を好むのが特徴。

時は流れて昭和初期。水虫が爆発的に大流行する事態に。その原因のひとつとされるのが、軍隊での靴の着用だった。これまで下駄や草履で過ごしていた人々も、軍隊では靴の着用が義務となり、一日中靴を履いたまま訓練を行うことで足が蒸れ、白癬菌が繁殖しやすい環境になったことから、水虫が広がったといわれている。

さらに時代は進み、昭和中頃になると、西洋式の生活が浸透し、一般の人々も下駄や草履から、靴を履いて生活する時代へと変化していった。1960年以降の高度経済成長期に入って普及した靴と靴下(とくに通気性の悪いナイロン製の靴下が大流行)を履く生活様式は、白癬菌の繁殖のためにあるようなもので、この頃から水虫に悩む人が急激に増えていったという。

当時の水虫薬は?

まだ抗真菌剤が開発される前だった当時、水虫の治療に使われていたものとしては、マーキュロクロムやヨードチンキ、サリチル酸製剤が主流だった。

主な商品としては、「小林タムシチンキb」(小林製薬)、「ピレポン」(横山製薬)、「アスターS」(丹平製薬)、「ダマリン」(大正製薬)などが市場に流通していた。

ちなみに、今ではサリチル酸製剤を中心とした水虫薬は、主流ではなくなっているものの、現在も一部のユーザーに根強く支持され続けている。サリチル酸はもともと角質溶解剤のため、患部に塗布すると皮膚が剥けて効果が実感しやすい、という理由もあるようだ。

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