戦前「開国」で生まれた新たな市場
文明開化はラムネ味?
日本で清涼飲料の製造・販売が始まったのは、明治初期とされている。1853年の黒船来航の際、ペリーがもたらしたレモネードが、「ラムネ」と名前を変えて全国で製造されるようになったのである。当時の入れ物は舶来品のガラスびんで、密封にはコルク栓が用いられていたという。

やがて1887年に、びんの内側からガラス玉でフタをする<玉入りびん>が登場。さらに1900年になると<王冠>が輸入され、1901年の「平野水」が国産の清涼飲料として初めて王冠を採用した。なお、この頃から<玉入りびん>のものをラムネ、<王冠>のものをサイダーと呼ぶようになったという。
明治、大正、昭和と時代が移り変わるなか、さまざまな商品が登場し、清涼飲料業界は着々と成長を続けるが、やがて日本は第二次世界大戦へとなだれ込んでいく。





