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ヘアスタイリング剤歴史市場シェア

2025年3月28日歴史・グラフ更新

古来、髪型というのは性別や年代、職業、貴賤などを表す役割をもちながら、一方で個性を表現する手段としても機能してきた。
そんな髪型をつくるうえで、欠かせないのがヘアスタイリング剤。ここでは、主に女性のヘアスタイルの流行とともに変遷してきたヘアスタイリング剤の歴史を紐解いていく。

※本文中の商品情報(特長・価格・キャッチコピーなど)は、発売当時の製品に関するものです。

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~1970年代スプレー登場

女性が髪をとかしているイメージ

作った形はくずさない!

日本古来の女性の髪型としては「日本髪」と呼ばれる結髪(けっぱつ)の印象が強いが、この髪型を作るために使われていた「鬢付油(びんつけあぶら)」と呼ばれるオイルが、江戸時代のヘアスタイリング剤と呼んで差し支えないだろう。現代まで続くメーカーである柳屋本店は、江戸時代後期に「柳清香(りゅうせいこう)」という鬢付油を発売し、男女問わず好評を博したという。

時代が下って、第一次世界大戦が終息して間もない1920年、柳屋本店はアメリカ人技師を招聘(しょうへい)し、「柳屋ポマード」を開発。ヒマシ油に木蝋を溶かし込んだ純植物性の整髪剤で、当時の男性に流行していた七三分けやオールバックといった、きちんと固めるスタイルに不可欠のものとなった。一方、女性の髪型はといえば、戦後急速に普及したパーマヘアにより、きっちりとカールしたスタイルが主流だった。

花王石鹸 「ケープ」 (1976年発売)

1970年代に入ると、女性の憧れは「お姫様カット」に代表される、美しく流れる黒いロングヘアとなった。こうした流行を見据え、1975年に花王石鹸(現:花王)が発売したのが同社初のスタイリング剤「ブラッシングケア」。ブラッシングの際の静電気を抑えてブラシやくしの通りをなめらかにし、サラッとつやのある髪に仕上げるというものだった。
さらに同社はその翌年に、ヘアスプレー「ケープ」を発売。現在に至るまでヘアスプレーの代表格の地位を保ち続けている「ケープ」は、大切な髪を覆って守る、という意味で「cape(肩マント)」から名付けられている。
「ケープ」発売当初のコンセプトは「自然な感触のままセットを長もちさせる」であり、ブラシやくしの通りをなめらかにするという機能ももたせていたが、「作った髪型を固めてくずさない」というイメージが強かったのも確か。そこで、固め過ぎない「ケープ ソフト」を1981年に発売している。

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