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ベビー用紙おむつ歴史市場シェア

2023年4月28日グラフ更新

戦前は、赤ちゃんがいる家庭には何枚もの布おむつの洗濯物がたなびいていた。第二次世界大戦を経て紙おむつが生まれ、それが高分子吸収体などの採用で進化すると、一気に世間に浸透していった。ここでは、そんなベビー用紙おむつの歴史についてご紹介したい。

※本文中の商品情報(特長・価格・キャッチコピーなど)は、発売当時の製品に関するものです。

1940年代~1960年代布から紙への大転換

世界初の紙おむつはスウェーデン製

誰もが赤ちゃんの頃お世話になったであろう「おむつ」。その語源となったのは、大和言葉の「襁褓(むつき)」とされている。襁褓の「襁」は服を縛るひもを、「褓」は体を包む布を意味しており、襁褓はもともと赤ちゃんを包む布という意味で使われていた。その「むつき」に「お」が付き、最後の「き」が省略されて「おむつ」となったという説が有力だ。ちなみに、同様の言葉に「おしめ」があるが、こちらは当て布として使われていた「湿布(しめし)」に「お」がつき、同じく最後のひと文字が省略されたものとされている。


日本でおむつが使われ始めたのは、江戸時代といわれている。もちろん当時は布が使われていた。日本で布おむつを使う習慣は、戦後になって紙おむつが登場するまで続くが、これを読んでいる人のなかにも実際に布おむつだったという人は多いのではないだろうか? 布おむつは当然ながら毎日複数枚の洗濯が必要になる。布の場合は、新生児で1日あたり20~30枚ほど替えが必要とされるが、干している間の替えも含めて、それらを毎日洗濯するのは大変。そこで、1950年代後半には、貸しおむつの商売も始まったようだ。


そんな手間のかかる布おむつからの脱却は、1940年代のスウェーデンで始まった。といっても、当時は布おむつが嫌われていたわけではなかった。当時のスウェーデンは、第二次世界大戦中でドイツによる経済封鎖にあっていた。そのため、布の原料となる綿花が不足して、布おむつの生産が困難な状況だったという。そんななか、苦肉の策としてスウェーデン政府の指導により生まれたのが、吸水性のある紙を何枚も重ね、外側をメリヤスの袋で覆った紙おむつ。利便性から生まれたわけではなく、仕方なく始まったのがその真相というわけだ。これがヨーロッパに広まり、戦後米国で改良が加えられ、ついに日本に上陸することになる……。

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