1990年代ゆりかごからたっちまで
待望のパンツタイプが登場!

こうして、定番化した紙おむつが1990年代に入ると、さらなる大変革を遂げる。1990年には、おむつはずれのためのトイレトレーニング用商品として、ユニ・チャームからパンツ型の「トレパンマン」が登場する。さらに1990年に同社は夜用のおねしょパンツである「オヤスミマン」を上市。そして1992年、ベビー用の紙おむつとしては世界初となる、はかせるおむつ「ムーニーマン」が満を持して登場!
長らく紙おむつの主流はテープタイプだったが、乳児のように寝ている状態でつけるには都合が良くても、よちよち歩きができる頃になると、寝るのをいやがる子どもにはつけづらいという難点があった。とくにおしっこだけの場合は、立ったままパンツをはかせるほうがつけ替えも素早くでき、外出先で子どもを寝かせられる場所を探す必要もないため、同商品は大いに重宝された。ユニ・チャームによると、それまでの紙おむつの2倍近い価格にもかかわらず、生産が追いつかないほど大ヒットしたという。

これを受けて他社も次々とパンツタイプを開発。1994年には、花王から「メリーズパンツ」が、翌1995年には大王製紙から「はかせるおむつフレンドパンツ」が、ユニ・チャームからはパンツタイプのエコノミー版である「マミーポコパンツ」が登場。「パンツ戦争」ともいえる熾烈な開発競争が始まった。