1980年代朝シャンで、簡便性と香り重視に
髪へのやさしさ訴求でヒット

この時代において、もっとも大きなインパクトとなったのは「朝シャン」ブームだ。洗面化粧台が発売され、人気女優だった斉藤由貴を起用した朝用シャンプーのCMも話題となり大ヒット。当時、女子高生は朝食を抜いても朝シャンをして登校するともいわれた時代だった。
朝シャンがもたらしたのは、若い女性を中心にした、朝晩2回のシャンプー習慣とされる。そして新たに商品選択の軸になったのは、お出かけ前のおしゃれとしての「香り」と「簡便性」だった。「リンスインシャンプー」は、時間のない忙しい朝でも手早く使えるニーズを満たす商品として誕生している。
80年代後半には、超ロングやソバージュなどのパーマスタイルが流行。化学技術の発達とともに、ラウレス硫酸ナトリウムなど、より髪や頭皮に低刺激な成分が追求される一方、傷んだ髪をしっとりまとめるため、新たなコンディショニング成分として、シリコンが用いられるようになった。



時代をリードした製品
- 天然ハーブ配合の自然派ブランドとして大ヒット
1985年「ティモテ」 (日本リーバ、現:ユニリーバ) - CMに斉藤由貴を起用した朝用シャンプー
1986年「モーニングフレッシュ」(資生堂) - 低刺激でうるおいも残す「やさしさ」訴求
1988年「スーパーマイルド」 (資生堂) - 「ちゃん・リン・シャン(1本でちゃんとリンスしてくれるシャンプー)」のキャッチ・コピーで人気に
1989年「ソフトインワン」(ライオン) - シリコン配合で傷んだ髪もつややかにまとまる
1989年「ラックス スーパーリッチ」(日本リーバ)