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リップケア歴史市場シェア

2023年9月29日記事公開

1990年代放課後を彩るリップスティック

1990年、ニベア花王「ニベアリップケアUV」を発売。「紫外線から唇を守る」のキャッチコピーで、日焼け止めを塗れない唇をケアするという新提案をした。

近江兄弟社が色付きリップスティックを発売したのは、1994年9月。他社に比べると若干遅めに感じられるが、「メンターム薬用リップフレッシュナー」(のち、1999年9月に「近江兄弟社メンターム薬用口紅がいらないリップ」としてリニューアル)は、色付きなのにリップスティック本体は白色という画期的な商品だった。白いリップスティックが、唇に塗ると水分と反応して色づく仕組みだが、開発段階では、軟膏基剤と色素の相性により、リップスティックが白くならなかったり、白くできても塗ると色づきが悪かったりといった難しさがあり、数百回の試作を重ねてできあがったものだという。
これは、校則が厳しく口紅が禁止されている学校にも、白いリップスティックなら持って行きやすいという女子中高生のニーズにピタリとはまった。

折しも、ファッションの中心はギャル・コギャルと呼ばれる高校生女子。こうしたブームを背景に、リップクリームはさらにファッションアイテムとしての側面を強める。近江兄弟社が1996年に発売した「近江兄弟社メンタームDo You リップゴールド/シルバー」は、名前からもわかるとおり、ゴールドとシルバーのパールがきらめくリップスティック。さらに同社が1999年に発売した「近江兄弟社メンターム薬用Do you 1/2リップMC/ML」は、一般的なリップスティックの半分のサイズを2本アソートにしたもので、気軽に買える価格設定やころんとした容器形状が若年層に好評だった。

左2品:近江兄弟社「近江兄弟社メンターム Do You リップ ゴールド/シルバー」(1996年) 右2品:近江兄弟社「近江兄弟社メンターム Do you 1/2リップ MC/ML」(1999年)

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