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発毛・育毛剤歴史市場シェア

2024年6月28日記事公開

2010年代発毛・育毛剤、戦国時代へ

発毛・育毛剤、戦国時代へ

2018年に発売された「スカルプD メディカルミノキ5」(アンファー)。酸化防止剤フリー
正確な計量ができる上、長期使用でも頭皮環境にやさしいクッション性のあるラバーヘッドを開発。発売後も改良されている

状況が大きく動いたのは、「リアップ」の特許が切れた2018年。アンファーの発売した「スカルプD メディカルミノキ5」を皮切りに、「リグロEX5」(ロート製薬)、2019年には「リザレックコーワ」(興和)、2020年には「アロゲイン」(佐藤製薬)など、後発商品が続々発売され、市場が拡大していく。

後発の先陣を切ったアンファーは、差別化の難しいミノキシジル製剤に、「スカルプD」のブランドテーマである頭皮環境ケアの切り口をプラス。同ブランドのメインユーザーである30~40代男性にフォーカスし、50代男性を主な購入層とする「リアップ」とのすみ分けに成功している。

プロモーションには、当時国民的アイドルグループSMAP解散後でメディア露出の少なかった草彅剛、香取慎吾両氏を起用。思い切った薄毛メイクを施し、センセーショナルな広告ビジュアルを打ち出した。「ミノキなら、生える。」という発毛効果を謳った明快なキャッチ・コピーと共に、世に与えたインパクトは大きく、発毛剤そのものや「男性型脱毛症(AGA)」の認知度アップにも貢献した。

2019年からは「スカルプD ミノキ補償制度」(※) を実施。購入者とAGAクリニックを繋ぎ、安心感・信頼感を醸成しながら販促活動を行ったことで、多くのエントリーユーザーを獲得した。発売後、2018年時点の発表ではあるが、同社ECの初回購入者の4割が20~30代であったことからも、若年層の薄毛悩みの実態、早期治療ニーズが窺える。

(※)4カ月間の使用で一切の発毛効果が見られない場合、提携クリニックで月額5,000円を限度に6カ月間診療が受けられるサービス。通院中の事故も、三井住友海上が補償する

2019年に発売された「リザレックコーワ」(興和)と、2020年に発売された「アロゲイン」(佐藤製薬)

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