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ヘアカラー歴史市場シェア

2023年9月29日グラフ更新

ヘアカラーの歴史は古く、紀元前にまで遡る。現代でも使われている染毛剤の基礎技術が発明されたのは近代ヨーロッパで、その技術が日本へと伝わってくることになる。ここでは、そんな日本のヘアカラーの歴史についてご紹介したい。

※本文中の商品情報(特長・価格・キャッチコピーなど)は、発売当時の製品に関するものです。

紀元前3000年~1950年代白髪染めなのに「お歯黒」!?

クレオパトラの黒髪もヘアカラーでキープ!

クレオパトラのイメージ


日本国内で茶髪が一般的になったのは1990年代以降ということからすると、「おしゃれ」としてのヘアカラーが始まったのはごく最近と思うかもしれない。しかし、染毛自体は紀元前3000年頃の古代エジプトでも行われていたという。その素材には、動物や鉱物などさまざまあったようだが、植物ではヘナやインディゴなども使われていた。ヘナといえば、現代でも毛染めに使われる素材だが、すでにその時代から使われていたというから驚きだ。美しい黒髪の印象があるあのクレオパトラも、ヘナによって美貌を保っていたのかもしれない。また、古代ギリシャや古代ローマでも、髪をブロンドに染めるためにさまざまな努力をしていたようだ。

一方、日本でも白髪染めの記録は古くからある。1183年、木曾義仲追討のため北陸に出陣した篠原の戦いで、斎藤実盛が「最後こそ若々しく戦いたい」という思いから、髪を黒く染めて戦いに臨んだということが『平家物語』に記録されている。ただし、これは現在でいう一時染毛料(毛髪着色料)のようなもので、鉱物性の無機顔料や墨などを使用していたため、水で洗うと白髪に戻ったそうだ。

その後、江戸時代になると、鉄分とタンニン酸を反応させて黒くする「媒染染色法」と呼ばれる方法が使われるようになった。これは、いわゆる「お歯黒」と同じ染め方で、この手法だと、染め上がるまでに10時間ほどもかかったという。

酸化染料の登場で大幅に時間短縮

そんな手間のかかっていた染毛だが、それを大きく変える転機が訪れた。酸化重合と呼ばれる仕組みで発色する酸化染料による染毛手法の発見だ。現在、多くの酸化染毛剤で使用されているパラフェニレンジアミンが、1863年ドイツのA・W・ホフマンにより発見されると、かつて一日がかりだった白髪染めは2~3時間の手間に短縮された。さらに、過酸化水素との組み合わせで染毛時間が20~30分と大幅に短縮されることを発見したP・モネーは、1883年にヘアダイの特許を取得している。

これが酸化染毛剤の原型となり、次第に化学染料の白髪染めが使用されるようになった。それが明治時代末期に日本にも伝わり、日本の近代ヘアカラーの歴史が始まるのだ。

ちなみに、1907年にはフランスの化学者ウージェンヌ・シュエレールがより安全性の高い染毛剤を発明し、当時のヘアサロンに販売していた。これがあのロレアルの始まりだ。世界的に展開している同社だが、ヘアカラーで日本に進出するのはずっと先のことになる。

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