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防虫剤・除湿剤歴史市場シェア

2024年1月26日歴史・グラフ更新

2000年代1年用登場で付加価値競争へ/香り&バラエティ拡充

1年用の防虫剤が登場するが…


2000年代に入ると、家事時間の短縮、便利手間無しニーズなどが増大し、それに対応すべく、1年用の防虫剤が各社から発売され始める。

エステー化学(現・エステー) 「ムシューダ1年防虫」 (2000年発売)

2000年に、エステー化学(現・エステー)「ムシューダ1年防虫 引き出し用/洋服ダンス用/クローゼット用」、白元(現・白元アース)「ミセスロイド12カ月タイプ」が発売。すでに1年タイプを発売していた大日本除虫菊は、同年、「ゴンゴン人形用/和服用」の1年用を発売する。当時、ひな人形の収納には約50%の家庭が人形用防虫剤を使用しておらず、潜在需要があると見込み、人形用の導入でさらなる市場の拡大と活性化を見込んでいたという。ただ、販売のピークが1年のうち、2~3週間と非常に限られるため、年末から正月にかけて展開も早いのが特徴の商品となっている。



用途別では、家庭へのクローゼット(ウォークインクローゼット含む)がさらに定着し、クローゼット用へのシフトが進んでいった。クローゼットで使える衣類カバータイプとして、2001年に大日本除虫菊が「ゴンゴン防虫カバー」を、2003年にエステー化学(現・エステー)が「ムシューダ まとめてカバー」を発売。また、ウォークインクローゼット専用の「ムシューダ ウォークインクローゼット用」が2007年に登場する。同年、白元(現・白元アース)は、「ミセスロイド」を黄ばみ機能付きにリニューアルし、各社、用途面、機能面で付加価値競争が進んでいく。

1年用防虫剤が登場すると、横ばいだった防虫剤市場の中で、一気にシェアを伸ばし急伸長した。ただ、一方で、これまで6カ月サイクルで年2回あった販売機会が年1回に減ってしまうという問題もあった。

用途のバラエティが拡充&付加価値品の投入

エステー化学(現・エステー) 「備長炭ドライペット」 (2004年発売)

除湿剤は2000年代になると用途のバラエティが拡充し、押入れ、クローゼット、洋服ダンス、下駄箱など、場所別に使い分けられるようになっていった。エステー化学(現・エステー)は、2000年に靴に特化した「ドライペットくつ快適」を発売する。2002年には、つめかえできる省ゴミタイプのコンパクト除湿剤「ドライペットコンパクト」を開発。さらに、除湿剤に備長炭と活性炭を特殊配合して、湿気をとりながら気になるニオイも脱臭する「備長炭ドライペット」を2004年に発売する。この「備長炭ドライペット」シリーズは、2006年「ふとん用/ふとん快適シート/くつ・ブーツ快適」、2007年「下駄箱用」、2008年「引き出し・衣装ケース用」と、立て続けに発売し、スマッシュヒットとなる。ちなみに、エステー化学からエステーへと社名が変更となったのは2007年のことである。


使用後はシール(※)をはがしてたまった液を捨てられる! (※特許取得済、意匠登録済)


この頃、オカモトは、除湿剤に関するアンケート調査を実施し、「たまった水を捨てるとき、透湿シートを切るのが手間」「容器が大きいのでかさばる」といった声を受け商品開発に着手。除湿剤として国内初となる特許取得の新機能、使用後にはがすだけで簡単に水捨て可能な“水捨てシール”を採用する。さらに、容器の改良により20%コンパクトにしながらも吸湿量は20%アップを実現、フタもプラスチックから紙に変更して環境配慮と捨てやすさを意識した「水とりぞうさん 550mL3個パック/400mL」、活性炭を配合した「水とりぞうさん炭3個パック/550mL」を2009年に発売する。

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