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解熱鎮痛剤歴史市場シェア

2024年9月27日歴史・グラフ更新

2000年代「痛み止めは胃に悪い」を払拭するために

2000年代の解熱鎮痛剤市場は、新規成分の投入はないものの、製剤化技術の工夫などによる新製品が持続的に登場し続けていた。なかでも目立つのが、胃腸への負担を軽減するための処方である。

まずは2000年、ライオンが「バファリンA」の配合に、<ダイバッファーHT>を採用してリニューアル。発売当初から謳っていた“胃へのやさしさ”をさらに高めるとともに、錠剤の小型化を実現した。

2006年5月にエスエス製薬が発売した「イブクイック頭痛薬」は、イブプロフェンと酸化マグネシウムを同時配合。独自の製剤技術によって溶出を早くするとともに、「頭痛に速く効いて、胃にやさしい」を実現した。同年、大正製薬もイブプロフェンと乾燥水酸化アルミニウムゲルを同時配合した「ナロンエースプラス」を発売している。

「セデスキュア」(塩野義製薬・2005年)と「バファリン ルナ」(ライオン・2006年)は、いずれも女性を意識したパッケージデザイン

また、この時期には、2005年発売の「セデスキュア」(塩野義製薬)や、2006年発売の「バファリン ルナ」(ライオン)など、生理痛に訴求したイブプロフェン製剤も続々と登場している。イブプロフェン製剤は、プロスタグランジンの生成抑制作用に優れているため、プロスタグランジンの過剰分泌によって引き起こされる生理痛に対して訴求しやすい。

痛みに負けルナ

のキャッチコピーで元気な女性のイメージを訴求する「バファリン ルナ」は、イブプロフェンとアセトアミノフェンという2つの解熱鎮痛成分を同時配合した、国内初のOTC医薬品だった。

生活者にとっての選択肢が増える一方で、複数のメーカーが証言するのが「この時期、解熱鎮痛剤カテゴリーは安売り傾向に陥っていた」こと。さまざまな訴求に工夫をこらしながらも、市場が停滞し始めていた。

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